こんにちは。
新しい勤怠管理の世界観を提供する「みらい人財研究所」の三浦です。
クラウド勤怠管理システムなどのソフトはTVCMなどもあり浸透してきていますが、中小企業などではまだまだ、勤怠管理はエクセルにマクロを入れて作っているといった会社もあるのではないでしょうか?
エクセルでも勤怠管理は苦じゃなくできているし、うちの社員には残業しても残業代は払ってないし、社員の出勤時間の調整なども簡単にできるから勤怠管理システムは必要ない。
社員はやりがいを持って、文句も言わずに頑張ってくれているからうちは大丈夫。
そのように勘違いしている会社もあるのかもしれません。
残業したのに、残業代を未払いでいると、いつかその不満は爆発してしまいます。
そうなる前に、勤怠管理システムを導入して気持ちよく働いてもらえる環境づくりを社長が行っていった方が残業ばかりではなく、会社の業績は今以上に上がるかもしれません。
これは妻の友人の話だったのですが、以前こんな相談をされました。
残業の改ざん?
6年程勤めている主人の会社の勤怠管理が最近タイムカードからパソコンでのエクセル管理に変わりました。
勤務開始と終業時にクリックするだけだそうですが、明らかに帰宅時間 が遅く残業したのにも関わらず、給与明細を見ると時間外手当がついていませんでした。
以前まではタイムカードだった為か証拠に残るからか時間外手当はついていました。
主人は必ず仕事が終わるとすぐ電話をしてくれるので着信履歴が証拠として残っています。
改ざんしている証拠はパソコンで分かったりするのでしょうか?
主人は何しても無駄だと言っていますが嫌なら辞めるしかないんでしょうか?
調べてみたら同じような内容がQ&Aサイトにもありましたが、もしかしたら同じ方が相談していたのかもしれません。
これは明らかに改ざんです。
使用者としてタイムカードの改ざんはどんな罪になるの?
タイムカードの改ざんは違法行為になります。
こんな違法行為になります。
・労働基準法違反
第37条第1項
「労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、(中略)割増賃金を支払わなければならない」
・虚偽の記載をした帳簿書類の提出
第120条第4項
「労働基準監督官(中略)の臨検を拒み、妨げ、若しくは忌避し、その尋問に対して(中略)虚偽の記載をした帳簿書類の提出をした者」
労働契約法
・安全配慮義務
第5条
「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」
社員残業が多い場合は改ざんではなく業務の効率化に目を向けること
社長であれば、強要していない業務が時間通りにいかずに残業されるのは、賃金を支払う側としては納得がいかないところでもあるかもしれません。
しかし、残業代未払いとなるとブラック企業と認定されてしまうようなものです。
訴えられてしまうと2年遡って支払うことにもなります。
なぜ、残業が起こってしまうのか?
会社の規則と制度から見直していく必要があります。
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タイムカードの改ざんを防ぐには、勤怠管理システムの導入が有効?
では効率化して、改ざんを防ぎ、社員が気持ちよく働ける環境を作るためには、今流行りのクラウドシステムを導入すれば解決できるのでしょうか?
システム会社のCMでは導入さえすれば簡単に業務効率につながるように見えます。
しかし、これはあくまで表面的なことなのです。
実際に導入したのはいいが、余計に複雑になり使い辛いといった声もあります。
実は、ツールを導入するだけでは効率化できないのです。
社員の皆さんの負担なくツールの導入を図るためには、規則と制度、社内の用語の統一などの見直しが重要です。
それがあって初めてクラウドツールは機能して効率化がはかれます。
その為の就業規則の変更や、社内の管理体制の見直しが必要になるのです。
ただ導入だけでは上手くいかないのですね。
コロナウイルスなどもあって、会社のあり方や働き方は大きく変わってきました。
時代に対応するためにも、社長自身が今までの価値観から変化し、順応していかなくてはいけません。
みらい人財研究所では、ニューノーマルの働き方の提案から、会社の業績アップも考慮した、各種クラウドシステム導入と、会計スキルのある労務のプロが、採用・定着についてのアドバイスもいたします。
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